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ムホホのコメンテーター [優しげ小噴火]

 ともだおれ~!

 と叫びながら雪の降り積もった野原に他人を巻き込んで倒れ込むのが好きだった時期がありました。雪が積もると「またトモダオレのチャンスが到来!」とわくわくしていたものだ。わはは。けれどもいま高菜はじっくりと考える。あれは「雪が降った喜びでテンション上がっちゃった!」を装って、ただ好きな人に触れたかっただけなのだよな。他人を巻き込む、と申し上げましたけれど、巻き込んでいた人は、高菜らいす脳内ではただの他人ではなかったということになる。なるほど。ワイワイ楽しい時期であった。

 あの頃、ボクらは想像もしなかった。
 ――かけがえのない仲間との楽しい時間に、終わりが来るなんて。

 とかなんとかちょっと前に流行った青春ラブコメマンガ的に書いてみたらものすごく恥ずかしくなってしまいました。顔がヒート。だはは。何が恥ずかしいって、高菜らいすは「終わるなんてホントに思っていなかった」ということ、それが一等恥ずかしいんである。終わっちゃったな。もうみんな全国各地で勤労にいそしんでいる。勉学にいそしんでいる。高菜らいすはその真ん中くらいかな。勤労と勉学のあいだ、半々なんであります。

 そういえばおおむかし、2月くらいにスキーに行った。驚く事なかれ、高菜らいすがバスを予約したり宿泊先を予約したりスキー板及びウェアのレンタルのことを調べたりしたのだ。リーダーとは名ばかりの雑用係を任命され喜んでいたものなんである。しかも高菜はそのときまでスキーを一度もしたことがなかったのだ。そんな人間によくぞ全てを任せたよなあと先輩後輩友人一同の度胸の良さに感服いたします。現地ではリフトで三回ほど転んだし、「ぎゃー! とまらない!」と人に数えられないくらい激突したし、みんなに「高菜がいない? 遭難した!」と騒がれたりしました。(遭難したなんて自分自身は思ってもいなかったのだけれど、ちょうどものすごい雪が降ってきて、その中、高菜は初心者コースもロクにすべることができないのに、みんなに置いてきぼりにされたのが悲しくて、そんで、上級者コースへ単身向かっていたのだ。それはもう一大アドベンチャーだったんである。「すべれそうになかったらリフトに乗って帰ればよろしいんだわオホホ」とか思ってた。超低スピード、転がる感じで、なんとかすべることができた。他の人からしたら邪魔だったろうなあ。「上級者コースには、二度とこねえ」と顔を青くしたのでありました。)

 それ以来、スキーに行ってない。
 機会があればまた行ってみたいものです。

 今日はおうちでお仕事の作業をする日となりました。大量の資料から骨組みをピックアップする作業に精を出しました。明日も作業して、そしたら終わるだろうという目算を抱いています。「今週中には」と上司様には命ぜられているのですけれど、明後日には完成させて持っていくことができるんではないだろうか。うむ。そしたら院生さんの修論のお手伝いをすることになるのだろう。ふふふ、先生、アナタの考えはまるっとお見通しだ!

 高菜らいす、なんだか偉そうな感じ。

 家で作業をしていたのでついついテレビなんかを観てしまいました。「ながら勉強」は聞いたことがありますけれど「ながら仕事」ってのはあまり聞いたことがない。ダメ社会人なんであります。しかしものは考えようなのです。高菜はまだ学生だと考えれば良いのではなかろうか。授業料を払わずして授業に参加し、そしてお給料をもらっている、そんな学生。おお。そう考えるとなんだか気持ちが楽になるぞ。うぐ、実際問題「まだ学生をやってんのか!」という言葉もやってくるのでして、うむー、あんまり深く考えないことにしたいと思います。マイッタねこりゃ。ぺちぺち。

 関西にはお昼過ぎから夕方にかけて放送されている情報番組『ちちんぷいぷい』というのがあります。MBSというテレビ局が作っている番組なのだ。この番組、なんともまったりな空気で流れていく番組でして、司会の角淳一さんというおじさまアナウンサーと各曜日のレギュラー陣が、世間の話題についてあれこれ意見や感想を述べたりする番組です。途中でお料理コーナーがあったり、スイーツの情報があったり、中継で山登り企画があったり(もう無いみたい)の、言ってしまえばこれといって珍しい企画のある番組ではないと思うのですけれど、なんか、なぜか視聴率が良いらしい。(角淳一さんのゆったりトークのおかげなのかなあ。)

 パソコンでテレビが観られるようになった高菜らいす、久しぶり~、という感じでその番組を観ていたら、なんと番組内で内田樹さんのウェブログが引用されている瞬間に出くわしました。ちょうど番組では「NHKの社員がインサイダー情報をゲットして不正をはたらいていた」というニュースが紹介されていたとき。紹介されたウェブログ記事は、1/19付けのタイトル『モラルハザードの構造』という記事。うわー、高菜もこの記事読んだよー、とか思いつつ、内田さんのウェブログと邂逅を果たしてしまったことになぜか喜びを覚えたのでした。ちちんぷいぷいを制作している人たちの中にも、内田さんのウェブログを読んでいらっしゃる人がいるのかもしれないな。さらに、思わず「あは」と高菜が笑ってしまったのは、このウェブログの記事の「道徳律というのはわかりやすいものである。それは世の中が「自分のような人間」ばかりであっても、愉快に暮らしていけるような人間になるということに尽くされる。」という箇所が引用、紹介されたときで、そのとき番組に出演していた人たち一同はしばらく、「ん? つまり、どゆこと?」とハテナマークになっていたからなのでした。抜粋ではなく、全文を読んで欲しい、となぜか高菜らいすは思ってしまったのだった。そして、

 「ちょっと内田さん! 番組に出演してみんなに説明したげて!」

 とか、思ったのだった。たしか内田さんは兵庫県にお住まいのはず。MBSは大阪は茶屋町に存在していたはず。阪神電鉄あるいは阪急電鉄、あるいはJRでもよい、MBSには電車で一時間かからないくらいの時間で行くことが可能なのではないか。ぜひ生放送内田樹を観てみたい。と、そんなことを思う一方で、「内田さんのご意見って、ちょっと独特らしいから、テレビではなかなか難しいのかもなあ」とも。なにより、内田さん御自身がテレビ出演は一切断っていらっしゃるそうです。

 うーん。残念であります。

 そのあとチャンネルを変え、高菜らいすはこれまた関西発の情報番組『ムーブ!』を観ました。ひさしぶりだ~。(ABC放送なのだ。) 社会保険庁がなんともずさんな管理体制であることを最初にスクープしたのは、この番組だったらしい。その後問題点がボロボロと噴出。高菜は奇しくもそのスクープが放映される瞬間、この番組を観ていたような気がする。あれって、スクープだったのだなあ。だいぶ前の話になります。まだ部屋を引っ越す前だった。懐かしいんである。

 全国各地には、こんな感じで、その地域でしか観られないプログラムがたくさんあるのだろうな。高菜が実家にいたときは名古屋テレビを当たり前のように観ていた。(上沼恵美子さんと高田純二さんが一緒に出演している貴重な番組があったなあ。) 高菜が思い描いているよりも、日本にはたくさんのテレビ局が存在しているのかもしれない。ふむ。だったら、どこかで、ほんの30分くらいの番組を、高菜らいすに任せてみてはいかがだろうか。ド素人をスーパー作家に仕立て上げる番組を作ろうと思う。題して『いつかアーヴィング』、あるいは『このごろドストエフスキー』とか。どうか?

 そのあと、NHKアナウンサーの声に癒された高菜らいすでした。
 テレビ三昧。明日はNHK教育テレビを観賞しようと思います。

 テレビっ子、イエーイ。


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